Portrait of Woody Shaw
(マキノ高原 メタセコイア並木) 今回の一枚は、”HOMECOMING / DEXTER GORDON”を、 70年代半ば、さすがのフュージョンにも陰りが見え始め、ハード・バップ回帰の動きが活発になり、アメリカ建国200年に当たる1976年は、TVドラマ「ルーツ」も話題となって、…
ジャズ・レコードを紹介しながら日々の出来事を・・・・・、 暇つぶしにお付き合いください。 今回はこの一枚を、ROSEWOOD / WOODY SHAW。 ハバード同様、ドルフィーとの共演を通じ、ジャズ・シーンに登場(60年代中期前)した後、盛りは過ぎたとは言え名門…
前作”MOONTRANE”でそれなりの手応えを得たショーが約1年後(1975年)、フロント陣、リズム陣を拡充し、アルバムの完成度、充実度を一段も二段も高めた快作。 当時、若手売出し中のB・ハーパー、J・ボナーの参加も話題となり、フラワー・プリントのジャツと…
西海岸での数年間の生活を終え、心機一転、再び東海岸にその活躍の場を求めたショーは、73年にジョー・フィールズによって設立された新興レーベル「ミューズ」から新録を発表した。コンテポラリーの先2作は、例えるならば、何処かしこ研究論文の発表のよう…
1970年9月、ショーはJ・ヘンダーソンのグループの一員として、カルフォルニアのハーモサ・ビーチにある「The Lighthouse Cafe」で演奏し、ライブ・レコーディング(JOE HENDERSON QUINTET at The Lighthouse(Milestone 9028)を残している。その時、偶々ラ…
「初リーダー作に勝るものなし」という諺がある。これは、その言葉通りの意味ではなく、その作者の基本的スタイルの根源が一番明確に表現されている、という意味と、解釈している。この作品は、正にその典型で85年、ブルーノートから「OTB」として、ジャズ…
二年前(1985年)にもう一枚、二人がコラボした作品”DOUBLE TAKE”がありますが、何処かに紛れてしまい、本作一枚をUp。競演話は、二人のCBSコロンビア時代(1970年代後期)にあったそうですが、実現されなかったようです。曲目は二人のオリジナルが二曲ずつ…
CBSコロンビア時代(1977~1981年)の後、古巣のMUSEに復帰した一作目(1983.12.1)。メジャー・レーベルとの違いが即座に判る何とも地味なカヴァ。 問題はプロデューサーが同じM・カスクーナ、どういう作りをするか、興味深い。カスクーナが出した答えは、…
今から33年前の1989年5月10日に44歳の若さで亡くなったショーのリーダー・ラスト・アルバム。死後、ライブ音源がかなり発掘されていますが、少なくともスタジオではこれがファイナルに違いなさそうです。 一部のディープなファン(自分も含め)が「過小評価…
過小評価の代表格と言えば、かってはK・ドーハムでしたが、そのあとを継いだのが同じトランペッターのW・ショー。 デビュー以来、トレンドに流される事なく頑なにメインストリーマーとして自分のスタイルを磨き、貫き、フュージョンを演らずスノッブな人達…
TIME IS RIGHT / WOODY SHAW QUINTET LIVE IN EUROPE (RED VPA 168) WOODY SHAW (tp) STEEVE TURRE (tb) MULGREW MILLER (p) STAFFORD JAMES (bs) TONY REEDUS (ds) SIDE 1 FROM MOMENT TO MOMENT TIME IS RIGHT SIDE 2 YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC WE…
WOODY SHAW / IN MY OWN SWEET WAYIN + OUT RECORDS 70033-1 Recorded live at Bazillus, Zurich, Switzerland on February 7, 1987 and live at Muhle Hunziken, Bern, Switzerland on February 8, 1987 パーソネルは、 WOODY SHAW (tp) FRED HENKE (p) N…